読み書きだったらある程度できるけど、会話になると全くダメ…そういう人結構いると思います。TOEIC満点の人でさえこの悩みを抱える人は多いようです。

あなたは英語を話す時、左脳で考えて話そうとしていませんか?例えば、下記のような発言をしようとする時、

Do you think the Japanese are shy?
You should break the bad habit of stereotyping people !
It depends on the person !
(日本人はみんなシャイ?すぐ国でカテゴライズする癖やめなさいよ!人によるわ!)

英語が話せない人の思考プロセスとして、

「えーと日本人全体を指すときはthe Japaneseで、複数扱いだからareだな。 癖を直すっていうイディオムのbreak a bad habitを使って文章を作ろう。いや待てよ、stereotiping people することが悪い癖の内容だからa bad habitじゃなくてthe bad habitだな。危ない危ない。相手にすべきって言いたいから、動詞breakの前にshouldをつけよう。最後にdepends on~のイディオムで~によるを表現しよう。人だからa person だな。ん?the personか!その人によるだものな。a personだとある人っていうニュアンスが出るって本で読んだしな。よしできた。よーししゃべるぞ!」

…気が狂いそうですね。皮肉なことに、日本の読み書き中心の英語教育を真面目に受けてきた人ほどこのような思考プロセスになってしまうようです。左脳を使って英語のルールに沿ってロジカルに文章を組み立ていく方法ですね。こんなことをいちいちしてたら、時間がかかりすぎて絶対に会話なんてできないのは明らかですね。

声を大にして言いたいのは、英語をき話すと左脳ではなく

右脳を使いましょう!!

言い換えれば、心のなかで意識できる記憶を使うのではなく、無意識の状態で覚えてしまっている記憶を使うということです。一つ例を挙げましょう。下記の絵を見てその物体を英語で言ってみてください。

りんご

はい。超簡単ですね。appleです。さ、他のサイト行こうと思ったあなた!ちょっと待ってください。今あなたが絵を見てappleと言うまでの思考プロセスこそが英語を話す時の鍵なのです。

あたなたはappleと言う時「りんご」と言う日本語を英語に訳しましたか?

十中八九即座にappleを思い描き言葉にしたと思います。
つまり無意識の状態で覚えてしまっている記憶、右脳を使ったということです。
これを英語の1文章、ひいては会話全体で行えれば英語をスラスラ話せると思いませんか?
最初は、

①I’m hungry.
②I want to go to the movies.
③Who is your favorite actress?

などあなたが使いたいなと思う比較的短めな文章を本や映画からピックアップし、使う場面を思い描きながら声に繰り返し出して反復練習します。この時文法の構成を深く考える必要はありません。こういう風に言うんだ、くらいに考え、自分がこの発言をしたい時に日本語を介さずに感情と英語の文章がリンクするまで繰り返します。目安は例えばI’m hungry.であれば、お腹が空いたなーと思った時にI’m hungry.が自然に言葉として出るレベルです。

慣れてきたら先ほどの文章のように、

Do you think the Japanese are shy?
You should break the bad habit of stereotyping people !
It depends on the person !

少し長めの文章のかたまりで同様の事を行っていきます。慣れてこれば自分で好きに文章を組み合わせたりしてどんどん会話のレパートリーが増えていきます。最終的には日本語で日本人と会話するように外国人と英語ではなせるようになります。(もちろん相手の英語が聞き取れることが前提にはなります。聞き取りの秘訣に関してはまた別の機会にお話しします。)

ご察しの通り、会話レベルまで持っていくにはある程度の時間はかかります。しかしこの方法を継続すれば確実に話せるようになります。それは試していくうちにご自身で実感できるでしょう。絶対に話せるようにならない文法やルールに囚われた左脳的勉強法から脱却し、右脳を有効に使って英会話マスターへの最短距離を走りましょう!!

※文章では伝わりにくい部分もあるかと思いますので、少し説明が難しいなと感じた方は是非メールください!個別にお話しさせていただきます。ではでは!